- BPSエステティックデンチャー®について
- 株式会社 Dental Labor IDT の「BPSエステティックデンチャー®」
- BPSエステティックデンチャー®の機能性と審美性
- 歯科技工士との連携について
- BPSエステティックデンチャー®製作の流れ
BPSエステティックデンチャー®について
当院では、より精密で美しく、機能性にも優れた義歯をお求めの患者さんに「BPSエステティックデンチャー®」をご提案しています。BPSエステティックデンチャー®は、ヨーロッパで開発された最新技術と独自の製法によって、見た目・噛み心地・話しやすさすべてにおいて自然な感覚を再現するフルオーダーメイド義歯です。限りなく天然歯に近い仕上がりを目指し、お口の情報を可能な限り再現することにこだわっています。
株式会社 Dental Labor IDT の「BPSエステティックデンチャー®」
BPS世界コンテストで第1位を獲得した歯科技工士が製作
当院のBPSエステティックデンチャー®は、BPS世界コンテスト第1位を受賞した歯科技工士・岩城謙二氏が所長を務める「株式会社 Dental Labor IDT」が製作を担当しています。機能性と審美性を極限まで追求した、高品質な義歯をお届けしています。
使用している素材・技術もすべて信頼の高いものばかりです。
人工歯
イボクラールビバデント社製
床用レジン
イボベース(イボクラールビバデント社)、パラジェット(ヘレウスクルツァー社)
重合システム
ドイツ製の長時間重合システムを採用(数日間かけて丁寧に仕上げ)
歯肉ステイン
カンデュラー社製ステインキット、Nexco(イボクラールビバデント社)を使用し、3~5層に分けて1層ずつ重合。吸水や着色の心配もほとんどありません。
世界第1位のクオリティー
Dental Labor IDTが製作した義歯は、2007年に開催されたイボクラールBPS世界コンテストで第1位を獲得しました。特別なデモ用ではなく、実際の患者さんに提供する通常の製作工程で作られたものであり、世界レベルの品質が日常の診療でも実現されていることを示しています。
BPS製作実績は1000症例以上
これまでに1,000症例以上の製作実績があり、全国の歯科医師からの信頼も厚く、多様なニーズに応じて改良が続けられています。従来のBPSエスティックデンチャーは「70点の義歯」と言われることもありますが、IDTでは現場の声を反映した独自改良により、従来の品質をさらに上回るBPSエステティックデンチャー®を実現しました。
BPSエステティックデンチャー®の機能性と審美性
当院でご提供している「BPSエステティックデンチャー®」は、機能性と審美性を極限まで追求したフルオーダーメイドの入れ歯です。見た目だけでなく、しっかり噛めて、会話も自然に行える快適な入れ歯を実現しています。
BPSエステティックデンチャー®の「機能性」
- しゃべりやすく、疲れにくい
- しっかり噛めて、痛みが出にくい
- 違和感が少なく、外れにくい
BPSエステティックデンチャー®では、患者さん一人ひとりの筋肉や顎関節の動き、咀嚼の癖まで考慮し、まるで天然歯のような使い心地を目指しています。
長く使える入れ歯作り
当院では、加齢によって顎の関節や筋肉が衰えた際にも、これ以上の悪化を招かないよう配慮した入れ歯製作を行っています。入れ歯を通じて全身のバランスを整えることにより、肩こりや頭痛、腰痛などの不調を予防することが可能です。また、繰り返し作り直す必要が生じにくいよう、耐久性と精度を重視しています。
機能的な入れ歯作り
咬合器は、患者さんの噛み合わせや顎の動きを正確に再現するために必要な機器です。当院では、「ストラトス200」や「ストラトス300」といった多方向に動く咬合器を使用しています。これらの機器を用いることで、実際の口腔内の動きに近い状態を再現し、機能面にも優れた入れ歯の製作を可能にしています。
BPSエステティックデンチャー®の「審美性」
通常の入れ歯との比較
従来の保険診療による入れ歯は、基本的な機能回復を目的としています。そのため、見た目の自然さや美しさに関しては十分に配慮されていないことが多くあります。一方、当院が製作する「BPSエステティックデンチャー®」は、天然歯に近い外観を再現することを目指しており、歯の色合いや歯肉の形態、血色まで詳細に設計しています。審美性を求める患者さんにもご満足いただけるよう、細部まで調整を重ねています。
歯科技工士との連携について
当院では、歯科技工士との密な連携を大切にしています。患者さんのお口の状態やご要望を反映させるためには、歯科医師と歯科技工士の情報共有が不可欠です。精度の高い入れ歯を製作するため、歯科医師と歯科技工士が連携しながら細かな調整を行っています。また、製作段階でのやり取りを円滑にすることで、診療全体の時間効率向上にも貢献しています。
より多くの情報から、より精巧な入れ歯を
当院では、患者さんの口腔模型だけでなく、職業・生活習慣・既往症などの背景情報も重要視しています。むし歯や歯周病、歯根破折といった補綴治療に至った経緯を踏まえることで、より適合性の高い入れ歯の設計が可能になります。こうした包括的な情報をもとに、精度の高い入れ歯製作を行っています。
三者の気持ちをカタチにする入れ歯作り
現在の総入れ歯においては、審美性と機能性の両立が難しいとされることが少なくありません。当院では、まずリハビリ用義歯を用いて吸着の状態や噛み合わせの安定性を確認し、筋肉や関節のバランスを整えた上で、最終的な入れ歯を製作する方法を推奨しています。
リハビリ用義歯は、製作工程のなかで重要な情報を得るための手段として位置付けられます。噛み合わせの方向性や調整の必要性を把握することで、完成度の高い入れ歯の提供が可能となります。患者さん・歯科医師・歯科技工士の三者が連携を図り、それぞれの視点を反映させることで、適合性に優れた入れ歯の製作を実現します。
リハビリ用義歯(入れ歯)とは
リハビリ用義歯は、最終義歯を製作する前に、お口の状態を評価・調整する目的で使用される入れ歯です。かみ合わせの位置やお口の形状を確認する工程として、リハビリ用義歯を装着して実際に使用していただきます。その際、違和感の有無や粘膜への圧迫、審美面での問題点などを把握します。
また、噛み方や筋肉の動き、発音のしやすさなども記録し、それらの情報をもとに最終的な入れ歯の設計に活かします。装着中に問題が確認された場合は、必要な修正を行ったうえで本義歯の製作に進みます。リハビリ用義歯を活用することで、精度の高い仕上がりが期待できます。
BPSエステティックデンチャー®製作の流れ
BPSエステティックデンチャー®の製作は、カウンセリングから完成まで複数のステップを経て進行します。患者さんに適した入れ歯を提供するため、各工程で詳細な確認と調整を行い、最終的な仕上がりに反映させていきます。カウンセリング後、最低でも4回の通院が必要となります。
1カウンセリング
患者さんのご要望やご予算を確認し、現在使用中の入れ歯がある場合は、改善したい点を伺います。お口の状態に加え、日常の食生活やライフスタイルも参考にしながら、詳細なカウンセリングを行います。
2精密検査・診断
レントゲン撮影と口腔内の確認を行います。その際、噛み合わせ、顎の動き、歯ぐきや粘膜の状態を確認します。そのうえで、カウンセリング内容とあわせて治療計画を立案します。
3製作開始
BPSエスティックデンチャーの製作を開始いたします。
BPSエスティックデンチャーは、咬合床に似た特殊な個人トレーを用いて上下同時に型取り(印象採得)を行い、かみ合わせの検査を実施します。口腔内の動きや形状までも忠実に再現することができるため、精度の高い歯型を作ることができます。
4かみ合わせの調整
咬合器という特殊な装置を使い、顎の動きや顔全体のバランスを記録します。
これにより、自然な噛み合わせと美しい見た目を再現できます。
5仮合わせ・最終調整
患者様のご希望に沿ったものができているかを確認をしながら、歯科技工士が立ち合いのもと、入れ歯を患者さんの口に合わせ、かみ合わせや発音(機能性)や見た目(審美性)の確認をします。その際に、痛みや違和感がないかをチェックし、必要に応じて最終調整を行います。
6お渡し
完成した義歯を患者さんのお口に装着し、再度最終調整を行います。
入れ歯による痛みがなく使用できるようになるためには数回の調整が必要になります。
フィット感・見た目・噛みやすさを丁寧に確認し、必要に応じて微調整します。
その後は長くお使いいただけるよう定期的なメンテナンスをおすすめしています。